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2013年1月1日火曜日

第60代理事長所信

社団法人 芦別青年会議所
第60代理事長 石岡 祐二

〜はじめに〜
  全国の青年会議所で65番目に誕生した社団法人芦別青年会議所は本年60年目を迎えます。長きに渡りこの運動の灯を消す事無く繋ぎ続けて頂いた数多くの先輩諸兄に心から感謝をすると共に、第60代理事長に就任するにあたり過去の功績と情熱を心に刻み更なる運動を目指したいと考えております。

〜拡大〜
 2013年度社団法人芦別青年会議所は14名でのスタートとなります。芦別に限らず言えることですが、会員の減少が問題となっています。この問題を解決するには私達の活動が市民の方々にとって、もっと身近になりもっと理解をして頂く事で会員拡大に繋がると信じています。現在の会員は決して多くはありませんが、会員全員で知恵を出し合い一枚岩になる結束力で活動しております。この活動が市民の方々に認められてきた成果として少しずつですが会員の拡大をしているところであります。私達の目指す明るい豊かな社会を実現するため、そして更なる活動を広げるため今年度も引き続き会員全員で会員拡大を実践します。

〜60〜
一昨年前から周年対応例会と称し、周年事業に向けた根本から開催する目的や意義の議論を交わし準備を進めてきました。そして、今年は60周年実行委員会を設け周年事業に取り組みます。60年もの長きに渡り活動してこられたのも、市民の皆様との強い結びつきがあったからこそ迎えることが出来たと実感しております。この結び付きを大切に、より固い絆で芦別市民の皆様のご協力を頂きながら、星の降る里芦別の魅力を発信できるような60周年事業を作りあげたいと考えております。

〜絆〜
芦別の人口は年々減少を止めることができません。私がまだ10代の頃は炭鉱の閉山など様々な時代背景があり、このような人口減少は漠然と仕方ないと思っていました。20代半ばで生まれ故郷の芦別に戻ってきた時真っ先に「まちに人が歩いていない」「あったお店が無くなっている」「私がいた頃はまだ元気があったはず」と感じ、また沢山の所縁のある人達がこの芦別を離れて行ったことを聞かされ寂しい気持ちになり、私は生まれ育った芦別で生活する勇気がなくなりました。しかし、小さな頃からの友人や知人が笑顔で歓迎してくれ、私が知らない方までもが喜んでくれました。芦別で人の温かさを再確認すると共に強い繋がりイコール絆を感じたことを今でも思い出します。私は、この絆をもっと固いものにしたいと考えます。芦別市民である絆。この絆を育むことができれば、必ずまちは魅力を発することが出来ると信じています。

〜挑戦〜
時代の変化と共に運営も変わり私達も変化をしていかなくてはいけません。少ない人数で会の運営や情報の共有など全てを合理的にとはいきませんが、歴史を尊重し守るべきもの、進化しなければならない事を見極めて取り入れ、時代の流れに適した運営が必要です。そして、会員一人ひとりが必要とされるスキルを身に付けスムーズな運営を行います。また現在会員の半分が入会約1年弱と若い会員が多くなり、今一度青年会議所の規律、活動内容をしっかりと把握することで組織力は維持することができ、新たな挑戦ができると考えます。
人口や企業が大きなまち周辺へと集中し、まちの姿が変化しています。まちの衰退を他人事のように見過ごすわけにはいきません。今必要とされているのは、人と人が接点を持ち市民、企業並びに団体と交流し手を取り合い芦別の魅力を発見する事ではないでしょうか。芦別にはまだまだ発信力を秘めたものが多くあります。そうした魅力を市民の皆様と共に発見し、まち全体で共有し盛り上げ、もっと多くの人へ発信することがまちの活性化に繋がると確信しております。(社)芦別青年会議所はこのまだ秘めているまちの可能性を最大限引き出すため、本年も地域交流事業と青少年育成事業の二つに力を入れ事業を展開して行きます。地域交流事業は市民や各企業、団体と手を取り合い芦別の魅力や素晴らしさを共有し、市外へまちの魅力や素晴らしさを発信し、まちに有益になるきっかけを作る事業を行いたいと考えます。両事業共にまちの個性や特性を活かした運動が必要と考え地域と関わり、強い繋がりを持ったまちづくりに挑戦します。そして青少年育成事業は、子供たちとの結び付きを今まで以上に持ち子供たちが夢と希望を共有できる事業を新たな発想で挑戦します。

~スローガン~
まちが輝くためには、市民一人ひとりの絆が大切と考えます。この絆を深く固いものにすることでまちが更に輝き、挑戦する原動力になるという想いから「挑戦〜絆と共に〜」というスローガンを考えました。私達の活動が、より市民の皆様に身近に感じてもらい、絆と共に可能性に挑戦できるまちを目指して一年間邁進していく所存であります。
最後になりますが、今後も(社)芦別青年会議所に対しまして変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げて年頭のご挨拶とさせていただきます。